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[PROFILE]
安原歯科医院 院長
日本口腔外科学会認定
口腔外科専門医
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米国の歯医者で3Dレントゲンを取り、嚢胞があると診断され、鼻口蓋管嚢胞または鼻歯槽嚢胞だと思うのですが、全身麻酔をかけ、日帰りの手術だそうです。
 米国の歯医者で3Dレントゲンを取り、嚢胞があると診断され、鼻口蓋管嚢胞または鼻歯槽嚢胞だと思うのですが、全身麻酔をかけ、日帰りの手術だそうです。鼻の下の前歯の上に嚢胞が帯状についているようです。
 自覚症状、違和感はまったくありませんが、手術は本当に必要なのでしょうか?
 ほうっておいて自然に消えることは無いのでしょうか?
 どのような手術をするのでしょうか?
 歯茎のどこをどう切るのでしょうか?
 術後、腫れが引いて、仕事への復帰までにはどれぐらいかかりますか?痛みは痛み止めで完全に抑えられるのでしょうか?
 宜しくお願いします。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 鼻口唇嚢胞と鼻口蓋管嚢胞は、発生部位も概念も異なる疾患です。鼻口唇嚢胞は、鼻前庭外壁部から口唇部にかけての軟組織に発生する非歯原性嚢胞です。発症は比較的まれで、20〜50歳台の女性に多く、好発部位は鼻翼部、鼻前庭部、歯肉口唇移行部です。
 症状は鼻翼部の腫脹、歯肉口唇移行部の腫脹、などです。単純X線撮影では、異常が認められないか、嚢胞による圧迫吸収像が認められる程度なので、炎症を伴って初めて発見されることが多いものですが、最近ではCT撮影で偶然発見されることも多いようです。
 鼻口蓋管嚢胞は、その名のとおり、鼻口蓋管の残存上皮に由来する嚢胞で、上顎中切歯後方の口蓋部骨内に発生するものです。嚢胞の発生部位により、前歯部の歯肉唇移行部に腫脹をきたすものと、口蓋に腫脹をきたすものがありますが、小さいものでは無症状です。
 単純X線撮影で診断は容易です。治療は、手術で、唇側から摘出しますが、存在部位により、口蓋側から摘出することもあります。あなた様の場合、症状からみて、鼻口唇嚢胞の可能性が疑われますが、通常は全摘出手術が行われます。
 残念ながら自然に消えることはなく、しだいに大きくなって顔面の腫脹をきたすようになることが多いものです。全摘出できれば予後は良好で、日常生活で特に気をつけることはありません。通常、唇の裏の歯茎を横に切ります。お顔に傷が残るようなことはございません。術後一週間程度で腫れはひき、抜糸することが可能です。全身麻酔下もしくは、局所麻酔だけでも可能なこともあります。痛みは消炎鎮痛剤の服用でコントロールできると思われます。そちらの主治医の先生とよくご相談になられることをお勧めいたします。

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医師
院長・安原豊人(日本口腔外科学会認定口腔外科専門医)
副院長・安原美香(日本矯正歯科学会認定医)
医師・清水 厳
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所在地
医療法人社団 瑞歯会 安原歯科医院
〒673-0033 兵庫県明石市林崎町2-1-10
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